1 : 野良ハムスター ★
自民党が「党是」とする憲法改正への機運が、党内で急速にしぼんでいる。安全保障関連法を「違憲」批判を押し切って成立させたことで政権は体力を消耗。安倍晋三首相が「経済最優先」を再び掲げ、社会保障など国民の関心の高い政策に集中する考えのためだ。党内では、来年夏の参院選で憲法改正を争点にして戦うことにも慎重な声が広がっている。
憲法改正は首相の持論だが、最近の発言は抑制気味。24日の記者会見では「必要な改正は行うべきだ」と指摘、参院選公約に掲げる考えを示しながらも、「改正案に支持が広がるよう努力を重ねる」と言葉を選んだ。29日にニューヨークで臨んだ内外会見では「強い経済をつくる」と経済重視の政権運営を重ねて強調した。
憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認した安保法をめぐり、与野党は先の通常国会で合憲か違憲かを激しく争い、世論の賛否も割れた。次の参院選は、首相が任期中の改憲に道筋を付けられるかどうかの重要な節目となるが、自民党幹部は「与党が(改憲発議に必要な)3分の2の議席を獲得するのはまず無理だ」と語る。自民党が改憲姿勢を前面に出すと、それを阻止しようと野党が共闘を強める可能性もある。
自民党中堅も「首相があれだけ経済、経済と言うのだから、憲法改正は参院選が終わるまでは中心的なテーマにはならない」と話す。安保法制が整備されたことで、自民党が憲法改正草案に盛り込んだ「国防軍」を創設するための9条改正の必要性は薄れたとの意見も強い。
ただ、自民党としては秋の臨時国会から衆参両院の憲法審査会で議論を再開し、改憲への環境整備は進めたい考え。これに対し、野党側は「安倍政権が立憲主義を破壊している」(枝野幸男民主党幹事長)などと批判を続けており、改憲論議にすんなり応じる可能性は低い。
◇安倍政権での憲法めぐる動き【2012年】 12月 自民党が衆院選で勝利し政権奪還【13年】 1月 安倍晋三首相が衆院代表質問で、憲法改正について「まずは96条に取り組み たい」と発議要件の緩和を優先する考えを表明 7月 参院選で自民圧勝、衆参「ねじれ」解消 10月 首相が国会答弁で、96条の先行改正にこだわらない考えを表明【14年】 6月 国民投票の投票年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる改正国 民投票法が成立 7月 集団的自衛権の行使容認を閣議決定 12月 衆院選で与党圧勝【15年】 5月 安全保障関連法案を国会に提出 6月 衆院憲法審査会で参考人の憲法学者全員が「集団的自衛権行使は違憲」と表明 9月 首相が自民党総裁再選。安保法が成立。記者会見で「憲法改正は党是」と、 16年夏の参院選でも公約に掲げると表明
(2015/09/30-17:57)http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015093000781
元スレ:【政治】自民党内、憲法改正への機運が急速にしぼんでいる
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1443607597/
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1443607597/